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Adobe Firefly

Adobe Fireflyは、アーティスト、デザイナー、クリエイターの創造的なプロセスを強化するために設計された、創造的な生成AIモデルのファミリーです。日常的な言語を使用して非日常的なコンテンツを生成することができ、デジタル画像、写真、イラスト、グラフィックデザイン、ビデオ、マーケティング、ソーシャルメディア、3Dモデリングへの応用が期待できます。Fireflyは、クリエイターに実用的な利点を提供し、ワークフローを合理化し、クリエイティブなニーズに特化したAIツールを提供することを目的としています。アドビは、ジェネレーティブAIにおける透明性と説明責任を確保し、責任を持ってFireflyを開発することを約束します。(2023年5月現在 招待制ベータ版)

Adobe Firefly

使いやすさ - 6
コストパフォーマンス - 5
感動度 - 6
専門性 - 4
完成度 - 6

5.4

Good

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目次

特徴・使ってみた

現在(2023年5月)、Fireflyは招待制のベータ版となっています。
ベータ版では商用利用は出来ず、生成された画像は非営利目的にのみ使用可能です。
※リクエストしてから3週間ほどで利用できるようになりました。

大きな特徴として、クリエイティブにおいて重要である「著作権問題」を解決している点があります。Adobe Fireflyが学習する画像データは[パブリックドメイン/オープンライセンス/Adobe Stockのコンテンツ]を参照しているとされており、クリエイターは他のクリエイターの権利を守りながら画像生成AIを利用することができます。
また、他の画像生成系AIと比べるとプロンプトのNGワードも厳しく設定されている印象です。

ベータ版で利用できる機能は、
・テキストからの画像生成
・テキストにグラフィカルなスタイルを追加
・ベクター画像(svg)の配色パターン生成
で、今後は画像の拡張やテキストからのベクトル画像出力、編集可能なテンプレートの出力など、魅力的な機能を搭載してリリースされる予定のようです。

学習元を制限しているだけあり、他のサービスに比べて守備範囲が特定されている感覚がありますが、その分生成画像の仕上がりや受け取れるインスピレーションには一定のクオリティがあるように感じます。
UIがわかりやすく操作も簡単で、一覧から好きなスタイルを追加していくだけで充分高品質な画像が生成されるため、あまりこの手のプロンプトに慣れていない人でも直感的に使えるのではないでしょうか。
現在招待性のため誰でも利用可能なわけではありませんが、デザイナーなどクリエイターの方におすすめしたいサービスです。

作ってみた

「未来的な枕のデザイン(Futuristic pillow design)」を可愛く作ってみたいので、そのまま入力してみます。

プロンプト(Futuristic pillow design)を入力すると、このように4枚の画像が生成されます。スタイルを追加したい場合は右側のパネルからスタイルを追加していきます。今回はかわいさも出してみたいので右パネル内の「Materials」から「Fur」を追加してみます。

ファーを適用してみましたが、あんまり可愛くないですね・・・・・・・・・・・・むしろちょっと怖いです・・・

マウスオーバーで現れるメニューから「Use as reference image」を選択して、1つの画像を基本に(今回は右上の画像)プロンプトを追加してみましょう。かわいいのが良いのでシンプルに「kawaii」を追加します。

どうしよう。バケモノができちゃいました。

ここは一旦落ち着いて、プロンプトから見直します。「Futuristic pillow design kawaii」にして再生成してみました。

安心しました!かわいくなりました。これにMaterialsからFurを追加してみましょう。

やったー!無事かわいいです。「未来的な」が少し薄れてしまいましたが、工夫次第でまた違った雰囲気で作れそうですね。

具体的なアウトプット例

ビジネス

  • 商品やパッケージのイメージ
  • SNS等マーケティング用のイメージ画像
  • プレゼン資料やチラシ、パンフレットの挿絵

一般

  • インテリア(ポスター)
  • 自分用のオリジナルTシャツ用グラフィックを作る(ベータ版は非営利目的のみ可能)
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